スマブラspの「流れ」の作り方やつかみ方について解説してみた

スマブラspでピチューがクッパに横Bを繰り出している画像

みなさんはスマブラをしていて、「今日はやけに勝てるな」とか「相手の行動が手に取るようにわかる」と感じるときはありませんか?

そういったときのことを、「流れ」が来ているといったりするのですが、この「流れ」についてみなさんははっきりと理解できているでしょうか。

上級者の方も「流れ~、流れ~」とよく言うと思うのですが、言語化して理解できている人はなかなかいないと思います。

どんなことでも文字にして明確に理解すると、あいまいに考えいていた時よりも確実に成長できるものです。

そこで今回は、スマブラにおける「流れ」について解説していこうと思います。

流れとは

ものすごい勢いで流れている海の画像

ではそもそも流れとは、なんなのでしょうか。流れは理論などで説明できない”運”などの不確定要素も絡んでくるものなのですが、できる範囲で言語化してみましょう。

“試合の中で、相手に立ち回りや読み合いに連続で勝つことで、相手の行動が極端に単調になり読みやすくなる結果、こちらの通したい行動が通りやすくなる状態。”

簡潔に言語化してまとめるとこういった感じですね。

細かく見ていくと、「試合の中で、相手に立ち回りや読み合いに連続で勝つ」ことが流れをつくる第一の条件だということがわかります。

もちろん、そのほかに説明できない”運”や”タイミング”などの不確定要素が絡んでくるのですが、言語化できる条件がこれだということです。

そして、「相手の行動が極端に単調になり読みやすくなる」とあります。

これは、「相手に立ち回りや読み合いで連続で勝った」結果、相手が委縮したり逆にイライラすることで、攻めっ気のある少しリスキーな行動が少なくなったり(委縮)、リスクとリターンを考えない無謀で弱い行動が多くなり(イライラ)、相手の行動が読みやすくなるということです。

最後には、「結果、こちらの通したい行動が通りやすくなる」とありますが、これは相手の行動が読みやすくなったからですね。

そしてここに、相手と自分の行動が噛みあうなどの”運”や”タイミング”といった不確定要素が加わったりすることもあるのが「流れ」の正体です。

さてここまでで、これまであいまいに理解していた「流れ」について、明確に理解していただけたでしょうか。

こうしてみると「流れ」とは、自分が立ち回りや読み合いに勝つ必要があるのはもちろんですが、相手の心理状態から現れる行動にも原因があるのだとわかりますね。

運やタイミング、相手の心理状態など不確定要素が多く絡んでくる「流れ」を、意図的に作り出すことは難しいですが、流れを引き寄せるためにできることはあります。

ではここからは、「流れ」をつくるために”できること”をみていきましょう。

流れを作るためにできること

黒板に電球が置かれていて、そこから樹形図のようなものが描かれている画像

先ほど言語化した文章の中に含まれている、「相手に立ち回りや読み合いに連続で勝つ」ことが、流れを作る条件の一つだということはお話ししました。

ということは、逆にいうと「相手に立ち回りや読み合いに連続で勝つ」ことができないと「流れ」は作れないともとらえられます。

つまり、流れを作るためにできることは「相手に立ち回りや読み合いに連続で勝つための準備」ということです。

では、どのようにすれば「相手に立ち回りや読み合いに連続で勝つ」ことができるのでしょうか?

ゲームメイクをする

手順を書き表している画像

まず、できることの一つに「ゲームメイクをする」ことがあります。

ゲームメイクとは、試合を全体として捉え、序~終盤にかけてそれぞれの場面で相手と自分がどういった行動をするのか、通したい行動は何か、コンボは、撃墜技はといったことを考えることです。

ゲームメイクをすることでどういった立ち回りをすればいいのか、どこで読み合いが起こっているのかを理解することができます。

その結果、立ち回りは勝ちやすくなり、読み合いは読み合いを読み合いと認識できなくて取りこぼすといったことが少なくなるのです。

詳しくは以下の記事を参考にしてください↓

黒板に電球が置かれていて、そこから樹形図のようなものが描かれている画像【スマブラSP】ゲームメイクとは?スマブラにおけるゲームメイクの仕方

キャラ対策をする

スマブラspでジョーカーとロボットが対戦している画像

相手のキャラを対策し、詳しく知ることで相手キャラ特有のやってはいけない行動や通りやすい行動、強い技などの”読み合い”をするにあたって必要な情報を知ることができます。

その結果、読み合いを有利に進めることができるようになるのです。

また、キャラ対策をすることで上記のゲームメイクをさらに充実させることにもつながります。

そして、キャラ対策はそのキャラに最も適した立ち回りを構築することもできます。

キャラ対策は、「流れ」を作るための「相手に立ち回りや読み合いに連続で勝つ」という条件の、立ち回りと読み合いの両方を対策できるのです。

トゥーンリンクが弓矢を構えている画像の横に、「苦手」という文字が書かれている画像【スマブラSP】飛び道具キャラや剣士キャラの対策法を簡単解説! スマブラspでインクリングが空上でルキナを撃墜している画像【スマブラSP】キャラ対策を意識した対戦動画の見方

各読み合いの対策を考える

スマブラspのリプレイデータ編集画面

ゲームメイクをして、読み合いが起こっている場面を理解しても、その読み合いに勝てなければ意味がありません。

それぞれの読み合いに勝つために、各読み合いの対策を考えることもとても重要です。

以下に、試合中に読み合いが起こっている主な場面とそれを対策する記事をまとめておきますので、みなさん自身が学ぶべき読み合いの場面の記事を参考にしてみてください。

”開幕”の読み合い

開幕の読み合いとは、試合開始の「GO!」の文字が出てから数秒、もしくは相手に攻撃を当てるまでの読み合いのことを指します。

この読み合いは、試合が始まってから一番初めに発生する読み合いで、ここを制することができれば非常に大きなアドバンテージとなるでしょう。

スマブラspで試合開始直後のGO!の文字がほとばしっている画像【スマブラsp】開幕の読み合いを制して、試合の流れを引き寄せろ!開幕の読み合いについて解説してみた
”差し合い”の読み合い

差し合いの読み合いは、試合中最も多く発生する読み合いといっても過言ではないもので、ここを制することができれば立ち回りも一気に有利に進めることができます。

以下の記事はかなり理論の話が多くなっていますが、差し合いについて理解しておくことはステップアップのために避けては通れないので、臆せず挑戦してみていただきたいと思います。

【スマブラSP理論】3すくみの関係を活かした差し合いでの読み合いについて
”間合い管理”の読み合い

間合い管理とは、相手と自分との距離(=間合い)をそれぞれのキャラによって戦いやすい距離に保つことをいいます。

間合い管理は、差し込みはもちろん、立ち回りや撃墜関係にも活かすことができる技術なのでぜひ理解しておきましょう。

スマブラspでネスとマリオが立っている画像【スマブラsp】正しい「間合い管理」について、初心者の方にもわかりやすく解説!
”撃墜拒否”の読み合い

お互いの%が高くなると撃墜を狙い始めますよね。その撃墜をされないようにするのが、撃墜拒否です。

スマブラは撃墜されなければ負けないゲームなので、撃墜拒否を極めることは試合の勝率向上に直接的につながってきます。

自らが相手を撃墜することも重要ですが、自分が撃墜されないようにする守りのテクニックも磨いていくといいですね。

スマブラspでパックマンが回避をしている画像【スマブラSP】今更聞けない、「撃墜拒否」の方法

流れを作りやすいキャラを使う

スマブラspキャラ選択画面の画像

これは少しずるい方法になりますが、流れを作りやすいキャラを使うといった方法もあります。

今作のスマブラspはキャラ数が70を超えていて、様々な特徴を持ったキャラがたくさんいます。

その中には、流れを作るのが得意なキャラもいれば得意ではないキャラもいます。

そういった流れを作るのが得意ではないキャラを使って、無理に流れを作ろうとするよりも、いっそのこと流れを作るのが得意なキャラを使った方が手っ取り早かったりもします。

以下に流れを作りやすいキャラと作りにくいキャラの特徴を上げておくので、みなさんの持ちキャラの特徴と比べてみてください。

流れを作りやすいキャラの特徴
  • コンボの種類が豊富
  • コンボにつなげやすい技をたくさん持っている
  • 崖や差し込み、着地狩りなどの読み合いが起こる場面のうち、どれか一つでも得意な場面がある
流れを作りにくいキャラの特徴
  • コンボが短くて種類が少ない
  • 単発火力が極端に小さい
  • 体重が軽く少しの攻撃ですぐに大きく吹っ飛ばされてしまう

こうしてみると、実は流れを作るには「コンボ」の”長さ””バリエーション”も重要なのだということがわかりますね。

流れを切る行動をしない

スマブラspでワリオがしりもちをついている画像

これは流れをとった後の話になりますが、「流れを切る行動をしない」というのも重要な要素の一つです。

流れを切ってしまう行動というのは、「リスクが大きすぎる行動」「相手の攻撃を許す安易な行動」のことです。

流れをとったから、と調子に乗ってガンガン攻めるのではなく、むしろ流れをとる前よりも丁寧に攻めるくらいの気持ちでいることが大切ですね。

流れをとった試合の例

最後に、流れをとった試合の例を紹介しておきます。いくつか紹介しようと思ったのですが、参考動画を探すのが難しかったので一つしか紹介できませんがご理解ください。

流れとよく似たものに、「相手に動かされている状態」などがあります。これは、相手が意図的に攻撃を食らって隙をうかがっている状態で、相手が上級者レベルになってくるとされる可能性があります。

そんな時に、流れが来たと勘違いして少しリスクのある行動をするとたちまち相手に足元をすくわれてしまいます。

そうならないために、試合中にこれは流れなのかどうかを判断する力も重要と言えます。

以下に例に挙げる動画を見て、その判断の材料にしてみてください。

Cosmos(インクリング)VS LeoN(クッパ)

世界最強インクリング使いであるCosmos選手が、LeoNクッパに流れをとられてなんと3タテ*もされてしまう試合です。

*3タテ:ストックを3つすべて残しながら試合に勝つこと。

キャラ相性もありますが流れをとった後の、LeoN選手の丁寧な行動が素晴らしいですね。

まとめ

・流れとは
 →「試合の中で、相手に立ち回りや読み合いに連続で勝つことで、相手の行動が極端に単調になり読みやすくなる結果、こちらの通したい行動が通りやすくなる状態。」のこと

・流れを作るためにできること
 1.ゲームメイクをする
 2.キャラ対策をする
 3.各読み合いの対策を立てる
 4.流れを作りやすいキャラを使う
 5.流れを切る行動はしない

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