スマブラSP対戦中、インクリングのローラーやゼロスーツサムスのフリップ、シールドブレイクや相手につかまれた状態などの「拘束,行動不能状態」のときにボタンやスティックを連続して入力することで、その状態から早く脱出できるようにするテクニックを「レバガチャ」と言います。
名前の由来は、格闘ゲームでレバーをガチャガチャと操作することから来ています笑
スマブラSPにおけるこの「レバガチャ」、みなさんは効果的に行えているでしょうか?
もしかすると、今やっているレバガチャ方法よりも良い方法があるかもしれません。
そこで今回は、「おすすめのレバガチャ方法3つ」と「知っておいた方がいいレバガチャの仕様」について詳しく解説していきます!
目次
スマブラSPでのおすすめレバガチャ方法
では、「おすすめのレバガチャについてのメリットデメリット」を解説していきますが、その前に最速のレバガチャ方法について理論的に少しだけ考えてみましょう。
最速のレバガチャ方法とは?
肝心のレバガチャの速さについてですが理論上だとこれから解説する「③の方法>➀の方法=➁の方法」の順に早いです。
ですが、僕は③の方法よりも➀の方法の方が早くレバガチャできます。
つまり、プレイヤーによって最適なレバガチャ方法は異なるのです。
そのため、本記事ではどれが最も良いレバガチャとは言及しませんので、みなさんご自身で「自分はどのレバガチャ方法が最も早いのか」を検証してください。
検証する際はシールドを押しっぱなしにしてシールドブレイクしレバガチャをすると、ファイターが首を回す回数でレバガチャの大まかな速さを図ることができるのでぜひ参考にしてください。
それでは、「おすすめのレバガチャ方法の解説」を始めていきます。
➀ABXYボタンを右手の爪でこする
まず解説するのは、「ABXYボタンを右手の爪でこする」レバガチャ方法です。
メリット
このレバガチャ方法のメリットは、
- レバガチャしながらベクトル変更を仕込める
ことです。
レバガチャしながらベクトル変更を仕込める
このレバガチャ方法は、ボタンを押しているだけでスティックは動かしていないので、ボタンでレバガチャをしながら相手の攻撃に備えてベクトル変更を仕込むことができます。
レバガチャをしながらベクトル変更を仕込めることで、「行動不能状態から抜けた瞬間の吹っ飛び」をある程度操作することができるのです。
デメリット
メリットがあればもちろんデメリットもあります。そのデメリットはこちらの2つです。
- ABXYボタンに設定している行動が暴発する可能性がある
- コントローラーを持ち替える必要がある
ABXYボタンに設定している行動が暴発する可能性がある
ABXYボタンでレバガチャをするということは、コマンドが設定されているボタンを連打するということです。
その結果、行動可能状態になるのがいつかは完璧にはわからないので、ほとんどの場合何らかの行動が暴発してしまいます。
例えばレバガチャの最後に必殺ワザを押していたら、ベクトル変更を仕込んでいる影響で各方向どれかの必殺ワザが暴発してしまう可能性があるのです。
コントローラーを持ち替える必要がある
右手の爪でボタンをこするということで、少しだけコントローラーを持ち替える必要があります。
しかし、実際に僕はこの方法でレバガチャをしているのですが、コントローラーの持ち替えが大きな不利を招いたことは今までないので、これはそこまで気にするデメリットではないのかもしれません。
➁ABXYボタン+十字キーをそれぞれ両親指の腹でこする
次に解説するのは「ABXYボタン+十字キーを両親指の腹でこする」というレバガチャ方法です。
メリット
このレバガチャ方法には他にはないメリットが1つあります。
- コントローラーを持ち替える必要がない
コントローラーを持ち替える必要がない
この方法はボタンを両親指の腹でこするレバガチャということで、操作する際にコントローラーを持ち替える必要がありません。
この方法で普段の状態から手を動かすとしても、左手の親指をスティックから十字キーまで動かすだけです。
コントローラーを持ち替える必要がないというのは大きなメリットで、レバガチャをする準備を十分にできなかったときに効果を発揮します。
普段のレバガチャとは別にこれを緊急用のレバガチャとして使い分けるのもありですね。
デメリット
この方法には、3つのデメリットがあります。
- ABXYボタンに設定している行動が暴発する可能性がある
- ベクトル変更を仕込めない
- キーコンフィグが少しだけめんどくさい
ABXYボタン、十字キーに設定している行動が暴発する可能性がある
これは、➀で解説したデメリットと同じ理由からです。
ベクトル変更を仕込めない
両親指をレバガチャのために使っているので、レバガチャ中にベクトル変更を仕込むことができません。
基本的に、レバガチャ中にベクトル変更ができるかどうかはあまり重要ではありませんが、あらゆる状況を考えたときにベクトル変更ができないことはデメリットになりうるでしょう。
キーコンフィグが少しだけめんどくさい
十字キーはデフォルトではアピールが設定されているので、このレバガチャ方法をするには十字キーに回避や攻撃などのコマンドを設定する必要があります。
これは、家でオンライン対戦しかしないというプレイヤーにとっては大きなデメリットではないですが、宅オフやオフライン大会に参加しキーコンを設定する機会が多くあるというプレイヤーにとっては少しだけデメリットになるでしょう。
塵も積もれば山となる、で、キーコンを設定する時間も積もっていけば大きな時間になるかもしれませんが、正直このデメリットはほとんど無視して問題ないです。
③コントロールスティックを左手親指もしくは右手の平でぐるぐる回す
最後に解説するのは、「スティックを左手親指もしくは右手の平でぐるぐる回す」レバガチャ方法です。
メリット
このレバガチャ方法には2つのメリットがあります。
- 何らかの行動が暴発する可能性がない
- レバガチャ用のキーコン設定がいらない
何らかの行動が暴発する可能性がない
ボタンを使わずスティックのみでレバガチャをするため、何らかの行動が暴発する可能性がありません。これははじきジャンプONでも変わりません。
行動可能状態になってから確実にすぐに自由に動けるということは、他の2つのレバガチャ方法と比べて大きなメリットと言えます。
レバガチャ用のキーコン設定がいらない
ボタンでレバガチャをする場合は、以下の記事でも解説していますが、レバガチャをするために少しだけキーコンを考える必要があります。
しかし、スティックでレバガチャをするならそういった面倒な設定はいりません。
スマブラSPの「GCコン」おすすめキーコンフィグ解説 スマブラSPの「プロコン」おすすめキーコンフィグ解説デメリット
このレバガチャ方法には、3つのデメリットがあります。
- コントローラーを大きく持ち替える必要がある
- スティックが壊れる可能性がある
- ベクトル変更を仕込むことができない
コントローラーを大きく持ち替える必要がある
左手親指でスティックのレバガチャをするなら持ち替える必要はありませんが、その方法はやりにくいうえに効果も薄いのでスティックを使ってレバガチャをするなら手の平を使うのが基本的です。
しかし、そうするとコントローラーを”大きく”持ち替える必要があり、レバガチャをする準備とレバガチャ後通常の状態に戻るのに時間がかかってしまいます。
➀のレバガチャ方法と比べても、よりコントローラーを大きく持ち替えるためそのデメリットの影響は➀よりも大きなものになるのは間違いありません。
実際に自分でこのレバガチャ方法を実践してみて、コントローラーの持ち替えの手間を確認し、どれほどのデメリットを感じるか試してみるのが良いでしょう。
もし、このレバガチャ方法を使うなら念のために、コントローラーの持ち替えが素早くできるように練習することも大切です。
スティックが壊れる可能性がある(特にプロコン)
GCコンにおいて、ボタンは実際に触れるプラスチックと基板に触れるシリコンの二つのパーツで構成されています。とてもシンプルな構造のために壊れにくいです。
「ボタンは壊れにくい」これはプロコンなどの他のコントローラーにも共通することだと思います。
しかし、スティックは複雑な構造のために通常の使用でもボタンよりも壊れる可能性が高いです。
その上、レバガチャによって過剰な動きをするため、余計に壊れる可能性が高まってしまいます。
特にプロコンは通常の使用でもスティックが壊れやすいので、レバガチャでスティックを使用するとさらに壊れやすくなってしまうのではないでしょうか。
スティックでレバガチャをすることは、コントローラーの寿命を短くするリスクがあることも理解しておきましょう。
ベクトル変更を仕込むことができない
このレバガチャ方法はスティックを使用しているので、親指が暇だったとしてもベクトル変更を仕込むことはできません。
先ほども言いましたが、あらゆる状況を考えた際、ベクトル変更ができないことはデメリットとなるでしょう。
レバガチャをより早くするために知っておきたい詳しい仕様
ここからは、レバガチャの詳しい仕様について解説していきます。この章の内容を理解しておくとレバガチャを早くする方法などが理解できると思いますよ!
この、レバガチャの仕様についてはスマブラSPECIAL検証wiki様を参考にしました。
参考 レバガチャスマブラSPECIAL 検証wiki入力効果
入力効果とは、レバガチャ中にボタンやスティックが入力された際、その入力がレバガチャにもたらす効果のことを指します。
この入力効果は、ボタン1入力がスティック1入力の1.8倍の効果があります。
また、レバガチャにはアピールコマンド以外のすべてのボタン、スティックが使用でき、Cスティック(Rスティック)1入力は、コントロールスティック1入力と同じ効果を持ちます。
そして、スティックは上下左右4方向にレバガチャ効果があり、スティックを1周させると4回スティックを倒したのと同じ効果があります。
しかし、Cスティック(Rスティック)は1周させても1回倒したのと同じ効果しかありません。
1F入力受付数
レバガチャ中、1Fにつき受け付けられる入力は1つのみです。
そのため、連打が早すぎても入力を受け付けてもらえないこともあります。
1F中に何度も入力しすぎることによるペナルティなどはありません。
入力可能間隔
レバガチャには入力可能間隔というものがあり、一つの入力をしてから次の入力が有効になるまで数フレームの間隔が必要になります。
これによって毎フレームの入力が制限されているのです。
入力可能間隔の長さは、直前の入力コマンドと次の入力コマンドの組み合わせによって決まります。
直前のレバガチャ | 次のレバガチャ | 最短連打周期 |
---|---|---|
スティック | スティック | 制限なし |
スティック | ボタン | 3F |
ボタン | スティック | 3F |
ボタン | 同じコマンドのボタン | 2F |
ボタン | 違うコマンドのボタン | 3F |
例えば同じコマンドのボタンを連続で入力しようとすれば、2Fの間隔を空けないとその間にどれだけ連打しても入力が反映されないということです。
入力優先度
入力優先度とは、レバガチャをした時に同時にボタンやスティックが入力された際、どちらの入力が優先して反映されるのかといった仕様です。
この入力優先度は、「スティック>ボタン」で優先度が高くなります。
しかし、スティックを倒しっぱなしにしているとボタンでのレバガチャが有効になります。
そのため、ボタンでレバガチャをしつつベクトル変更を仕込む場合は、スティックをむやみに動かさないように注意しましょう。
同時入力
レバガチャ中に、同時に2つ以上のボタンもしくはスティックが入力された場合でも受け付ける入力は1つのみです。
例えば、AボタンとBボタンが同時に入力されてもボタンを1つ押したときと入力効果は変わりません。
また、ボタンホールド中の同コマンドの入力はレバガチャとして反映されません。
例えば、ABボタンどちらにも回避を設定していたとして、Aボタンを押しっぱなしにしているときはBボタンの入力は反映されないのです。
まとめ
➀右手の爪でABXYボタンをこする方法。
➁両手親指の腹でABXYボタン+十字キーをこする方法。
➂左手親指もしくは右手の平でスティックをぐるぐる回す方法。
【レバガチャの仕様】
・入力効果
→ボタンがスティックの1.8倍の効果がある。
・1F入力受付数
→レバガチャ中、1Fに受け付けられる入力は1つのみ。
・入力可能間隔
→レバガチャの毎フレームの入力は制限されていて、ボタンやスティックの入力する組み合わせによって連打できる間隔が変わる。
・入力優先度
→スティック>ボタン、の順で入力優先度が高い。
・同時入力
→レバガチャ中に、2つ以上のボタンが同時に押されても1つの入力と同じ効果しかない。ボタンホールド中の同コマンドの入力は反映されない。
今回はレバガチャについて解説しました。
レバガチャは通常の使用よりも過剰にボタンやスティックを動かすため、壊れることを考えてしまってどうしても激しく行うのに抵抗があるかもしれません。
しかし、うまいプレイヤーほどレバガチャは激しくて早いです。
レバガチャの激しさと速さが比例しているわけではないでしょうが、躊躇なく全力を出しているためレバガチャが早いのだと思われます。
みなさんもこういったプレイヤーを見習い、ビビらずに今までのレバガチャ方法から”早い”レバガチャ方法へ改革していきましょう。
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