「釣り行動」とは一体何なのかみなさんは理解していますか?
釣り行動とはその名の通り、相手を釣る行動のことを指します。隙があると相手に見せかけて攻めさせるのですが、実はそれはエサでかかった相手を狩る。という一連の流れを作るための”エサ”となるのが「釣り行動」というわけです。
一見難しそうなこの釣り行動ですが、詳しく見てみると意外と簡単なのです。
しかし、この釣り行動を理解し活用しているプレイヤーはめったにいません。
オフラインでもオンラインでも使えて、簡単で取り入れやすいくせに効果は抜群な釣り行動を、今回の記事でマスターしてライバルたちに差をつけましょう!
目次
差し合いにおける釣り行動
差し合いの場面ではお互いが様子を見たり牽制し合ったりするため、なかなか場が動きません。
そんなときに、相手に「隙だ」と思わせるうまい釣り行動ができれば、そこから攻められて、一気に差し合いを有利に進められるようになります。
以下の記事も参考にしながら、差し合いでの釣り行動についての学んでいきましょう。
【スマブラSP理論】3すくみの関係を活かした差し合いでの読み合いについて攻撃するフリの前ステップ
この行動は、相手に「狩れる」と思わせるエサとなる前ステップです。そのため、定石からはありえないタイミングで行ったりしてあえて隙を作ることが重要となります。
これは差し合いで、お互いの状況が五分のときによく使われる釣り行動です。
そして、この行動で相手を釣ることができたら、次にこちらはその釣られた相手を狩る必要があります。
そのためには、こちらは前ステップをしているわけですから何らかの方法で後ろに引くか、相手の攻撃をやり過ごさなければいけません。そのための主な行動が以下の3つです。
- ステップで引く
- 小ジャンプで引く
- そのままガードする
ステップで引く
前ステップで相手を釣っているわけなので、そのまま後ろ方向にステップで引くという方法が最もベターです。
後ろステップで引く場合は、振り向きつかみや振り向き攻撃という後ろステップ限定の行動で相手を狩れることが強みです。
しかし、ステップからできる行動に限りがあること、どうしても入れ込みで行う必要があることなどのデメリットもあります。
小ジャンプで引く
前ステップから小ジャンプを使って引く方法は、その後の行動に制限がないのがメリットです。
ですが、ステップで引く場合と比べると瞬時に引けなかったり、引く距離が短かったりすることがデメリットです。
そのままガードする
その場でガードして相手の攻撃をしのぐという、唯一引かずに相手の行動を対処する方法がこちらです。
相手の行動とうまくかみ合えば非常に強いこの行動ですが、相手に見られて対処されたり、ただ相手にラインを与えるだけになる場合もあるので、使う時にはリスクもあることを理解しておきましょう。
小ジャンプしながら近づく
こちらも行動の目的やその後の行動は、上記の「攻撃するフリの前ステップ」と同じですが、こちらの小ジャンプと先ほどのステップで近づく場合とではところどころに違いがあります。
例えば、相手に近づくまでのスピードやタイミングがそれぞれで違ったり、相手に与える印象が微妙に違ったりします。
また、それぞれにメリットデメリットが存在するのでそこを活かしながら使い分けることが重要です。
着地狩りの釣り行動
以下の記事で、着地狩り拒否の方法について解説しています。
【スマブラsp】着地狩りを対策して安全に着地しろ!着地狩り拒否について徹底解説こちらの記事で着地を狩られている相手の心理を理解しておくと、着地狩りにおける釣り行動についてより理解が深まると思います。
ジャンプで狩りに行くと見せかける
この行動は、こちらが相手の着地を狩る場面で隙だらけのジャンプをすることで、相手に逆に「狩れる(暴れが通る)」と思わせるエサとなる釣り行動です。
そしてこちらのジャンプに相手が暴れを通そうとしてきたところを、急降下で着地してその後隙を狩る、というのがこの着地狩りの釣り行動の一連の流れです。
またそれまでに、あえて着地狩りの展開で相手の暴れを通したりしておくとこの釣り行動がさらに通りやすくなるでしょう。
着地狩り拒否の釣り行動
そのまま着地すると見せかける
この行動は、こちらが着地を狩られる展開の時にそのまま着地すると見せかけることで、相手に狩れると思わせてジャンプさせるためのエサとなる行動です。
先ほどの着地狩りの釣り行動とは、立場が入れ替わる釣り行動です。着地狩り拒否の一つの択として、以下の記事中の着地狩り拒否方法に加えて覚えておきましょう。
【スマブラsp】着地狩りを対策して安全に着地しろ!着地狩り拒否について徹底解説復帰阻止の釣り行動
復帰阻止は撃墜につながる数少ないチャンスの一つです。
以下の記事の復帰阻止方法に加えて、釣り行動も組み込むことで復帰阻止を成功させる確率がさらに高まるでしょう。
【スマブラsp】復帰阻止のコツを徹底解説!復帰阻止で相手を撃墜しろ!崖下に復帰阻止に行くと見せかける
この行動は、崖下に復帰阻止に行くと見せかけることで、相手に上から復帰させることが目的の釣り行動です。
復帰中の相手は追い詰められているので、こちらが復帰阻止するそぶりを見せるだけで相手はそれを全力で拒否してきます。
そのため、こちらが少しでも崖下に復帰阻止に行くと見せかけると相手はその表面上だけの情報で判断して、可能な限り上から復帰しようとしてくるはずです。
この釣り行動は少し高度な読み合いではあるのですが、こういった事情も原因なのか釣り行動の中では案外通しやすい行動の一つです。
復帰阻止拒否の釣り行動
上記の「復帰阻止の釣り行動」をこちらが復帰する場面に応用させてみましょう。
すると
- 上から復帰すると見せかけて下から復帰する
- 下から復帰すると見せかけて上から復帰する
という二つの、釣り行動を含んだ復帰方法を考えることができます。
着地狩り拒否でもそうでしたが、釣り行動は相手が攻めるときだけではなく、こちらが守っているときにも使うことができるのです。
【スマブラsp】相手の復帰阻止を拒否しろ!復帰阻止拒否のコツについて崖上がり狩りの釣り行動
崖上がりは、お互いの読み合いと観察力の勝負の場であるため、釣り行動を通すチャンスがたくさんあります。
釣り行動をうまく組み込むことができれば、崖上がり狩りの精度はかなり高まることでしょう。
以下の記事は崖を上がる側向けの記事ですが、崖上がりの読み合いの内容などにも触れているためぜひ参考にしてみてください。
【スマブラsp】今日から使える、崖上がりのコツを「読み合い」も交えて徹底解説!後ろステップでその場上がりを釣る
後ろに引き、相手がその場上がりを安全に行えるスペースを作ることで、相手のその場上がりを釣るという行動です。
この釣り行動は後ろに引いているため、もし相手がこちらの行動に釣られずに崖を上がってきた場合でもラインをすぐに奪われないのが強みです。
前ステップで回避上がりを釣る
前ステップで、回避上がりを行えるスペースを作ることで、相手の回避上がりを釣るという行動です。
しかし、この行動では回避上がりだけではなくジャンプ上がりも誘ってしまったり、相手に崖上がりを通されたときにラインが危うくなったりと弱みも多く存在しています。
こちらが前ステップをすればほとんどの場合、相手がジャンプ上がりを選ぶことはないですが、、
そのため連発するのではなく、相手の癖や傾向を見抜き要所で使うようにしたいですね。
崖際でガードして、回避とジャンプ上がりを釣る
崖際でガードし、相手が回避上がりをするスペースを作っておくことで相手の回避上がりを釣るという行動です。
また、この行動は相手に回避上がりを釣ろうとしていることを感づかれやすいので、それを逆に利用して相手のジャンプ上がりも釣ることができます。
しかし、二つの行動を釣るとどちらにも対応することが難しかったり、逆に他の行動を通されてしまうといったデメリットもあります。
これも上記と同じく、相手の癖や傾向を見極めて要所で使うようにしましょう。
まとめ
〇攻撃するフリの前ステップ
→ステップで引いて反撃
→小ジャンプで引いて反撃
→そのままガードして相手の攻撃をしのいでから反撃
〇小ジャンプで近づく
→ステップで引いて反撃
→小ジャンプで引いて反撃
→そのままガードして相手の攻撃をしのいでから反撃
【着地狩りの釣り行動】
〇ジャンプで狩りに行くと見せかける
→相手が暴れを通そうとしてきたところを、急降下着地して後隙を狩る
【着地狩り拒否の釣り行動】
〇そのまま着地すると見せかける
→相手がこちらの着地を狩ろうとしてきたところを、ジャンプで逃げる
【復帰阻止の釣り行動】
〇崖下に復帰阻止に行くと見せかける
→相手がそれに対して上から復帰してきたところを狩る
【復帰阻止拒否の釣り行動】
〇上から復帰すると見せかけて下から復帰する
〇下から復帰すると見せかけて上から復帰する
【崖上がりの釣り行動】
〇後ろステップでその場上がりを釣る
〇前ステップで回避上がりを釣る
〇崖際でガードして、回避とジャンプ上がりを狩る
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