GCコンは後期型がいい?中古GCコンのススメ!

中古GCコンを徹底解説する記事のアイキャッチ画像

GCコンは、発売から20年経った今でもスマブラシリーズの優秀なコントローラーとして名を馳せています。

そんなGCコンですが「後期が使いやすい」「実は中古の方が新品よりもいい」といった、中古GCコンに関するうわさを聞いたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで今回は「GCコンの年代別の実用的な違い」を詳しく解説していきます!

実際にスマブラでGCコンを使っている方でも、こういった年代の違いを知らない方が多いので、この機会にGCコンへの理解を深めてみてはいかがでしょうか?!

「知らなかった!」という知識をたくさんお送りできればいいなと思います!

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GCコンの年代ってなに?

先程からGCコンの年代と言っていますが、「そもそもGCコンの年代って何?」って方が多いと思います。知っている方は次の章の「おすすめのGCコンの年代は?」へどうぞ!

まず、GCコンには

  • 初期・中期
  • 後期
  • 新型

の計3種類があります。

本来は最新型もあるのですが、今回の記事は中古GCコンの記事なので割愛します。そもそも最新型が買えない方のために作成した記事なので、最新型の情報はなくてもよいと判断しました。

そして、それらの年代をどうやって見分けるかというと、GCコンを裏返したココを見て見分けます。

GCコンの左下のでっぱり部分に注目した画像

この部分に年代別の違いがあるんです!

こんな感じの違いがあります↓

GCコンの年代別の違いを見分ける方法の図

こういったマークを確認して、年代を見極めます。

また、新型はこのマークを確認せずとも正面に炎をまとったスマッシュボールのマークがあるものです。

おすすめのGCコンの年代は?

「難しいことはいいからとっととおすすめのGCコンの年代を教えろ~!」って方は、この章を読んでいただければ大丈夫です。

GCコンの性能などを年代別で比較した簡単なランキングを載せると

1位 後期

2位 初期・中期

3位 新型

となります。

このランキングは様々な情報を加味したうえでのランキングですので、読者のみなさんが考えるGCコンのランキングとは異なる可能性があります。

ですので、今からお話しする内容も確認していただけると、さらにおすすめのGCコンの年代がわかると思います。

それでは、パーツごとの年代の実用的な違いをお話ししていきます!

GCコンのパーツごとの年代の違い

外装

外装には性能等の違いはなく、年代によって発売されたカラーが違うというだけです。

あとは、先ほどお話しした年代を見分けるための記号(CEやCE`等)がそれぞれの年代によって違います。

詳しくお話しすると、
初期・中期と後期のカラーバリエーションが「バイオレット、オレンジ、ブラック、バイオレット・クリア、シルバー、エメラルド、各特別版(ニンテンドークラブ限定や記念モデルなど)」
新型が「ホワイト、スマブラブラック、スマブラホワイト」
といった違いがあります。

外装の違いはカラーだけですので、みなさんのお気に入りのカラーを選びましょう。

Zボタン

Zボタンにも外装と同じく年代による性能の違いはありません

Zボタンに関して、様々なGCコンを触ったうえで個人的に感じたのは個体による押し心地の違いです。クリック感のある個体があったり、押し心地が固い個体があったりしました。

ただ、押し心地は自分で変えることができるので、個体による違いも気にする問題ではありません。

まずGCコンを分解してZボタンを取り出します。

すると、Zボタンには小さな鉄板が仕込まれていて、その鉄板の金属弾性を利用してボタンとして機能していることがわかります。

GCコンのZボタンの画像

なので、この鉄板を曲げたり戻したりして柔らかくすれば押し心地は軽くなるということです。

やりすぎて鉄板が折れてしまわないようにだけ気を付けて、みなさんの好みの固さに仕上げてください!

基盤

基板は年代によって、「スティック」や「入力性」に違いがあります。

スティックの違い

初期・中期はスティック部分の素材が金属で、後期と新型はその素材がプラスチックになっています。

GCコンの初期・中期型と後期、新型の基板を比較した画像
上が初期・中期型↑
下が後期、新型↓
スティック部分の素材が違うのがわかるでしょうか?

そのため、スティック部分が金属でできている初期・中期の基板では、その金属によってスティックの中が削られてぐらつきやすくなると言われています!

また、新型のスティックは他の年代のものと比べてスティックの動作が重いです。

入力性の違い

年代によって入力性にも違いがあります。(劣化等のせいではない)

多くの人に新型の基板の方が入力性に優れていると思われがちなんですが、実は新型の基板は他の年代の基板と比べて入力判定がシビアになったのです。

初期・中期型と後期型の基板には入力性の違いはありません。

よって、入力性で判断すると「初期・中期型と後期型>新型」といった序列になります。


まとめると、初期・中期はスティックの構造がよくない、新型は入力判定がシビアなので、後期型の基板がもっともよい基盤です!

調達できる方は、後期型の基板を積極的に使うと良いでしょう。

ボタンのシリコン

GCコンのボタンの機構は、ボタンのプラスチックパーツの下にシリコンのシートを敷き、そのシリコンの弾性を利用したものです。

そして、そのシリコンには3種類ありまして、

  • 新型シリコン
  • 旧型灰色シリコン
  • 旧型白色シリコン

の3つです。

GCコンの新型シリコンの画像
新型シリコン

1つ目は、新型シリコンです。

他のシリコンと違い一段構造で、段の高さが高いです。そのため押し心地が固くボタンの高さも高くなるためレバガチャがしにくかったり、単純に押しにくかったりします。

GCコンの旧型灰色のシリコン
旧型灰色シリコン

2つ目は、旧型灰色シリコンです。

このシリコンは、二段構造になっていて、段の高さは新型シリコンに比べると低いのですが、押し心地の固さは旧型白シリコンに比べると固い、という中間の性能を持っています。

GCコンの旧型白色シリコン
旧型白色シリコン

3つ目は、旧型灰色シリコンです。

二段構造になっていて、段も低く、押し心地も軽いシリコンです。僕はこのシリコンが最も使いやすいと思います。


また、旧型灰色シリコンも旧型白色シリコンも、どちらも”旧型シリコン”ですので、初期・中期型もしくは後期型のみに入っています。

しかしどちらのシリコンが入っているかの条件は特定できていないので、新型ではない旧型GCコンを購入しても、どちらのシリコンが入っているかは分解して確認するまでわかりません。

ただし、経験上、初期・中期には旧型白色シリコンが入っている確率が高く、後期には旧型灰色シリコンが入っている確率が高いです。

スティック

スティックの年代による違いはほとんどありません。

ただ、新型のスティックを初期・中期、後期の基板にはめ込むと少し浮くそうです。

そのため、スティックはその基盤にもともとついているものを使用するのが無難でしょう。いくつか調達できる方は好みのスティックを探してみるのもいいですね。

LRトリガー

LRトリガーにも年代による違いはありません。

が、初期・中期型に限りトリガー内に、以下の謎の金具が入っています、、。

初期・中期型のGCコンに入っている謎の金具
なんじゃこりゃ?

トリガーの戻りが早くなったりするのか、どんな機能があるのかはわからないですが、僕はとりあえずつけています笑

ちなみのこの金具は、どの年代のトリガーにでもつけることは可能です!

GCコンのトリガーの構造
パチッとはめ込みましょう

別にこの金具が無くても使用に全然支障はなく、使い心地も変わらないです。いったい何のための金具なのでしょうか?

バネ(トリガー内)

LRトリガーに使われているバネには2種類ありまして、初期・中期(後期一部)のバネ後期以降のバネの2種類です。

まず初期・中期(後期一部)のバネですが、このバネは少し短いです。

対して、後期以降のバネは長くて少し細いです。

GCコンの年代によるトリガー内のバネの違い
↑上が後期以降のバネ
下が初期・中期のバネ↓

これも好みなんですが、バネは短い方が入力速度が上がるので個人的には短いものがおすすめです!

後期以降の長いバネしか調達できなかった方は、最終手段としてペンチ等で切って長さを調節する方法もあります。切りすぎに注意です!

僕は自分でペンチで切って長さを調節しました。

まとめ

【まとめ】
・基板は後期型がおすすめ
・ボタンのシリコンは「旧型白色シリコン」がおすすめ
・バネは、初期・中期型の短いバネがおすすめ
→長いバネでも切って調節可能

いろいろと情報を書きましたが、後期のGCコンを買っておけばとりあえず問題ないです!

後期を買ってそれがしっかりと動作したなら、他は別にいじらなくても大丈夫です。こだわる方は、この記事内の情報を参考にしながら自分好みのGCコンをカスタムするのが良いでしょう!

【参考記事】

参考 GCコンの知識をたくさん書くまちばり 参考 今だから知っておきたい中古GCコンのメリットpicoayno's blog 参考 GCコントローラー集め中ですIkkIのスマコム日記

7 COMMENTS

めた

すごい!ちょっとした論文ですね(いい意味で)まさかパーツをひとつひとつ分解して説明するとは・・・すごく手がかかってますよね、この記事。素晴らしいです。
これだけのボリュームの文章をいろいろなことの合間に書くのはすごいですね。
しかし、GCコン自体は中古で安価に売られているんですね。日本橋で2000円くらいで売ってました。ただ、接続タップ、正規品が手に入らないってツイッターで嘆いている人もいました。
対戦会や、大会に持ち込むのは非正規品でもオッケーなんでしょうか?

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α PsA

めた様コメントありがとうございます!何度もありがとうございます。
コメントは本当に嬉しいですし、とっっっても励みになります!これからもどしどしお待ちしております!

そして、記事へのお褒めの言葉、ありがとうございます!感激です。
α PsA研究論文「ゲームキューブコントローラーの年代による変化とその傾向」
GCコンなどのスマブラ関連の記事は自分でも書いていて楽しいですし、勉強になるので結構筆が進むので全然すごくないです。ホントに恐縮です、。

そうですね!GCコンは僕の周りでは、中古なら500円とかで売っています!ただ、限定品はこのとおりではないですが、、。

現在、接続タップがかなり手に入りにくい状態ですね。任天堂も今は一旦生産停止しているとかなんとか…。僕は個人的に使う分には非正規品でもいけると思います!正規品に比べると接続口や性能面などの作りが安心できませんが、「個人的な使用」については大丈夫なはずです。

しかし、対戦会や大会などに非正規品の接続タップを持ち込むのは絶対にやめましょう。マナー違反ですし、そもそもルールによっては禁止です。トラブルを避けるためにも、持ち込みに非正規品は絶対にやめておきましょう。僕自身、大会で非正規品の接続タップだと知らずに対戦し、思った通りの操作ができなかった(遅延があった)体験があります。もちろん試合後なので再戦もできず…。非常にやり切れない気持ちになりました。

個人の使用については問題ないです!性能も使えないことはないですが、競技としてスマブラをするにはやはり正規品がほしいところですね。しかし非正規品でもなんとか大丈夫だと思います!そこは商品レビューなどをしっかりと確認し納得した上で購入するようにしましょう!

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α PsA

失礼いたしました。
コメントは承認制になっておりますので、管理人の承認後掲載される形になっております。
ご迷惑をおかけしましたことをお詫び申し上げます。

返信する
めた

そうだったんですか!お手を煩わせてすみません。( ´ ▽ ` )ノ
先ほどのコメントは、私が間違えて、お問い合わせの方に書き込んでしまったものを、
再掲させていただきました。すごくわかりやすくて、丁寧なお返事を頂きましたので、私一人ではもったいないと思ったものですから。ブログ主さん、お手数ですが、私に書いて頂いたお返事をぜひ、こちらにも載せてください。
ありがとうございました!

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めた

って、再掲して頂けてますね、よく読まずに、失礼しました。
それと、先日の窓対抗戦で、大将として戦って、見事に勝っておられましたね。
ブログ主様は、ワリオ使いなんですね。
さすが、の腕前でした。
これからも、頑張って、超一流になってください!

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α PsA

わあ!見て頂けているとは!ありがとうございます!
まだまだの実力ですが、配信のあの状況でオナラを決めて勝ちきれたのは大きな自信にもなりましたし、とてもいい経験ができました!
これからもああいった舞台があれば積極的に参加していきます!
配信などのみなさんの目に触れるところで喜んでいただけるプレイをし、恩返しできたらなと思います!
まだまだ未熟なαですが、応援していただけたら嬉しいです!

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