【スマブラSP】上手い人がよく言う「見てから行動」とは?

スマブラspでマリオが横スマッシュをためている画像

みなさんこんにちは!高校生スマブラー兼ブロガーのα(@alphasmashgt)です!

 

試合の実況や、上位勢の方のツイート、ブログなどいろいろなところで聞く「見てから行動」

正直僕もつい最近まで、「どういう意味?」と思っていました。

「自分も見てから行動、してるけどな~。」そう思いながらプレイしていましたが、本来の見てから行動するを理解したときに今まで僕は「見てから行動」ができていなかったと気づきました!

今回はそんな、初・中級者の方にとっては未知の「見てから行動」について詳しくお話ししていきます!

オンラインでは「見てから行動」はほぼ不可能?!

疑問があり、上を見て考えている女性

本題の「見てから行動する」ということに関してお話しする前に、まず話しておかなければいけないことがあります、、。

それは、オンラインでは見てから行動することはほぼ不可能だということです。

これは昔からずっと多くの人に言われてきていることですが、初・中級者の方は正直その理由がわからないですよね。

 

オンラインで見てから反応できない理由には、主に「オンラインの遅延」「人間の反応速度」の二つの要素が関係しています。

まず、「オンラインの遅延」についてですが、スマブラのオンライン対戦ではどんな環境であれ最低でも”6フレーム”の遅延が発生しています。

そして、「人間の反応速度の限界」は”12フレーム”といわれています。

つまり、「オンラインの遅延」と「人間の反応速度」を足した結果だけでも、合計で”18フレーム”の遅れが発生してしまっているのです。

よくオンライン対戦で問題視される飛び道具を例に挙げてみると、サムスのNBで発生が”16フレーム”、ピチューのNBで発生フレームが”18フレーム”、ネスの横Bで発生が”18フレーム”と軒並みオンライン環境下で反応できない発生速度なんです。

他のキャラの飛び道具も多少の誤差はあれど、ほとんど16~20フレームほどの発生速度を持っています。

また、オンラインで反応できる最低速度が”18フレーム”(=オンラインの遅延”6F”+人間の反応速度”12F”)とした前提で話していますが、これはあくまでも最高速度であるため実際には早くても”20フレーム”前後の反応速度になります。

この反応速度というのは、各種スマッシュ攻撃にすら反応できないこともあるほどの遅さなんです。

このように、オンライン対戦では「オンラインの遅延(6F)」と「人間の反応速度(12F)」の二つの遅延のせいで、本来オフラインでなら反応できる技にも反応できなくなっているのです!

見てから行動は、直接勝敗には関わらないが、無駄な読み合いを減らし立ち回りの安定性を増してくれる

さて、オンラインでは見てから行動をすることがほぼ不可能だということは理解していただけたと思うので、本題に入っていきましょう!

まず、みなさんは「見てから行動」に対してどんなイメージをもっていますか?

「オフライン対戦では必須のテクニック」「上手い人は試合中ずっと見てから行動をしてる」「反射神経がよくないとできない」

みなさん、このようなイメージを持たれているのではないでしょうか?

もちろんこれらのことはあながち間違いではないです。

ですが、少し言い換えて正しく書き直すと、

「見てから行動は平凡な反射神経でも可能なテクニックであり、試合中の要所で行えばよい」

となります。もっと簡単に言うと、

「見てから行動は誰でもできるし、試合中ずっとしてなくても要所で行えばいい!」となります。

意外と簡単そうな「見てから行動」ですが、見てから行動を適切に行えるようになると、「直接勝敗には関わらないが、無駄な読み合いを減らし立ち回りの安定性を増してくれる」のです!

ここまでで、みなさんの「見てから行動」に対するイメージは統一されたでしょうか?僕と同じ意識でしょうか?

もう一度確認しておくと、

「見てから行動は、平凡な反射神経でも可能なテクニックであり、試合中の要所で行えばよい」

「見てから行動は、直接勝敗には関わらないが、無駄な読み合いを減らし立ち回りの安定性を増してくれる」

です!

 

それでは、次項より「見てから行動」の詳しい行い方をじっくり解説していきます!

「見てから行動」の行い方

前の項でみなさんと見てから行動についての、僕の考えを共有できたのでここからは「見てから行動」の行い方について解説していきます!

①「見てから行動」は要所で行う

スマブラspでマリオが横スマッシュを繰り出している画像

先ほども何度もお話ししたように、「見てから行動」は試合中ずっと行うのではなく、要所で行います。

そして、その要所の中からわかりやすいものを一つだけいうと、「相手の行動を拒否する場面」です。(他の場面の時にももちろん「見てから行動」は行いますからね!今回解説するのは、といった意味です。)

要するに、撃墜拒否や着地狩り拒否、復帰阻止拒否、コンボ始動技拒否などのことですね。

こういった、こちらの行動を通す時でなく、相手の行動を拒否するときに「見てから行動」は行うことができます。(もちろん他の状況でも見てから行動は行いますよ!大切なことなので何度も言います笑)

そして、初心者の方などは、見てから行動に慣れるためにまずは拒否行動の中でも「撃墜拒否」で見てから行動ができるようになりましょう!

それができるようになってから、見てから行動を行う場面をもう少し広げてみると、前よりも見てから行動ができる場面が増えていることを実感できるはずです。

そのレベルになれば、いつ見てから行動をするべきか、逆にいつ読み合いをするべきかが自然とわかるようになっているでしょう!

②何を見るかある程度決めておく

スマブラspのキングクルール
目標を決めておくのがポイントです。

「見てから行動」を行う場面を理解したら、次は「何を見るのか」を考えてみましょう。

この何を見るかというのは、いわゆるキャラ対策でもありますね。

見てから行動を行う場面によって何を見るかも変わってくるので、しっかりと理解しておきましょう!

また、何を見るかということは考え始めたらきりがないので、特に危険な行動だけをピックアップするようにしましょう。

③相手の行動を見たあとにこちらがすることを決めておく

スマブラspでキングクルールが上強攻撃をしている画像
その後とる行動を決めておくのもポイントです。

相手の行動の「何を見るか」を決めたら次に、「その後自分はどういった行動をとるか」をある程度決めておきましょう。

これを決めておくことで試合中の思考量が減りますし、操作精度も上がります。

もちろん、これは具体的に考えれば考えるほど良いのですが、最低限自分が行える程度の行動にしておきましょう。

あくまでこれは反撃確定の場面などではないので、最大火力コンボとかは想定しなくていいです。

例えば、ジャンプに対してはガード、相手のダッシュに対しては様子見などの大まかな行動で全然問題ないですよ。


以上3つのポイントが「見てから行動」を行う方法です!

実は,「見てから行動」を行うには大まかにはたったこれだけの過程しかいらないのです!!

少ないですよね?そして簡単ですよね?

そうなんです、「見てから行動」はやり方さえ理解してしまえば意外と簡単なのです!

ですが、「やり方はわかったけど、具体例がないからイメージできない!!」という方も多くいらっしゃるでしょう。

そのため、次項では問題形式で「見てから行動」について具体例を学んでいきます!

「見てから行動」の具体例(問題形式)

では、ここからは問題形式での「見てから行動」の具体例を紹介していきます!

*注意*これから出題する問題の答えが必ずしも正しいとは限りません。そのため、理論にのっとって考えたときに最も安全、安定する択をひとまず答えとしています。

第一問 差し合いでの「見てから行動」

それでは、早速第1問です!

スマブラspでマリオとシュルクが終点で立っている画像

Q・この写真の状況の時、あなた(1P)は相手のどの行動を見て、その後どの行動をとればいいでしょう?!最も適切な組み合わせを選んでください!

(1)相手のジャンプを見てから、ガード

(2)相手の前ステップを一回見てから、ガード

(3)相手のガードを見てから、引きステップ

*下にスクロールすると答えが出てきます*

A・正解(というか最適解)は、(1)の「相手のジャンプを見てから、ガード」です!

消去法で考えてみると、まず(2)の「相手の前ステップを一回見てから、ガード」は、一見正しいように見えますが、実は最適ではないのです。

問題の状況では、相手と自分との距離が意外と離れておりこの間合いはおよそシュルクの2ステップ分と同じ距離です。

なので、一回だけのステップでガードという判断を下すのは少し早いのです。それをしてしまうと今度はこちらが相手に「見てから行動」をされてしまいます。(こちらのガードを見てから相手はつかみといったような行動など)

ですので、(2)を修正するとするならば、「相手の前ステップを一回見てから、こちらは引きステップ」がよいでしょう。

相手の前ステップ一回だけでは攻撃なのかつかみなのか判断できないので、一度引きステップで間合いを取って再度差し合いを仕切り直すのが安定択といえるのですね。

以上の理由から(2)は最適ではないので消去。

 

そして、次に(3)ですが、これはもうぱっと見で論外ですね笑

相手がわざわざこんな間合いでガードしてくれたなら、こちらが引く理由がありません。

急に攻めるのはさすがにやりすぎですが、ステップで間合いを詰めたりその後の相手の動き次第ではつかみや攻撃を通しにも行ける展開です。

なので、(3)も消去。 

 

残るは(1)のみですが、基本的にジャンプに対してはガードが安定でしたよね。(ワリオやクッパなどの例外を除く)なので、見てからの行動としては正しいです。

【スマブラSP理論】3すくみの関係を活かした差し合いでの読み合いについて

ただ、ここで懸念されるのがすかしつかみの存在ですが、シュルクというキャラを鑑みるとつかみを通されるのは空中攻撃を通されるよりも比較的被害が少ないので、相手のジャンプを見た後の行動として、ガードは最も適しているといえるでしょう。

第二問 撃墜%時の「見てから行動」

第二問です!

スマブラspでネスとマリオが立っている画像

これも第一問と同じような問題です!

Q・この写真の状況の時、あなた(1P)は相手のどの行動を見て、その後どの行動をとればいいでしょう?!最も適切な組み合わせを選んでください!

(1)相手のジャンプを見てからガード

(2)相手の前ステップを見てから、引きステップ

(3)相手の横Bを見てからガード

*下にスクロールすると答えが出てきます*

A・この問題の正解は、(2)の「相手の前ステップを見てから、引きステップ」です!

この問題の場合は、こちらが撃墜%であるということに注目します。

相手キャラはネスです。ネスといえば後ろ投げでの撃墜が印象的ですよね。

そんな対ネスでの崖の攻防、相手は0.0%なので多少の無茶をしてでもこちらを撃墜したいはずです。

そしてその状況で相手が通したいのは、もちろんつかみですよね。

こちらはそれをなんとしても拒否しなければ撃墜されてしまいます。

  

そう考えると、(1)の「相手のジャンプを見てからガード」はすかしつかみに対応できないのが怖いので消去。これが、ガードではなく引きステップなら良い選択なのですが。。。

  

では次に(3)の「相手の横Bを見てからガード」。

これも第一問に続き、またもや論外な選択肢ですね笑 

横B(PKファイヤー)が見えたにもかかわらず、ガードするのはだめです。

横Bのヒット中につかまれて撃墜されてしまいますので、(3)も消去。

   

残ったのは(2)の「相手の前ステップを見てから、引きステップ」です。

相手が前ステップをしてきたというのは、少なからず「つかみを通したい」という意志があるからですよね。なので、相手のつかみのことを考えるとガードという選択肢はありえません。

となるとその他の行動ですが、こちらはつかみを拒否したいので残るはジャンプか引き行動かです。(攻撃も考えられるが相手が前ステップ後にガードを仕込んでいる可能性があるため消去)

これは実はどっちでもいいです!

非常に厳密にいえばどっちでもいいわけではありませんが、こういった状況下では相手の癖などによってとるべき行動が変わってきますので、どちらでもいいのです。

すると(2)は引きステップという、前述のどちらでもよい行動のうちの一つである引き行動をしているため正しい、といえますね!


以上二つの問題を具体例として挙げてみました!

どうですか、「見てから行動」について理解していただけましたでしょうか?!

  

理解できた人~? \ハーイ/

  

みなさん手を挙げているということは、全員が理解できたようですね!一安心です!笑(←茶番)

これで具体例も理解したことなので、もう「見てから行動」はできますね!

さっそく実践だーー!

まとめ

今回は、初・中級者の方々にとってはよくわからない、「見てから行動」について解説しました!

どうですか?本当に理解していただけたでしょうか?もし何か質問等あれば気軽にどうぞ↓↓(下にコメント欄があります)

  

「見てから行動」を理解し、実際に行えるようになればスマブラというゲームに対する理解が一つ深まるでしょう。

それくらい、「見てから行動」は大切な要素なのです!

今回解説したのは、もちろん「見てから行動」のすべてではありません。

もっとたくさんの選択肢、もっと複雑な読み合いが絡まったものなど、人の数、試合の数だけ「見てから行動」というものはあります!

そのすべてを覚えるというのは不可能なので、今回解説した「見てから行動」の基本の形をマスターしどんどん応用させていってください!

「見てから行動」ができるようになったおかげで、勝率が上がりましたなどのみなさんからの報告待ってます!笑

  

それでは今回はここまで!最後まで読んでくださり大変にありがとうございました!!

また次回の記事でお会いしましょう、さよなら~ノ

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